某建設会社では、常に同社に来社した顧客、入居者を対象にアンケート調査を依頼して、最新の入居者需要を探り、それをアパート建築に反映させている。そのアンケート結果によると、部屋選びの際に何を重視するかという問いに対し、昨今の傾向は、次のようなものだ(数字は概数)。・間取り三三%・設備二六%・賃料一九%・立地八%・環境六%・サービス五%・その他三%つまり、近年の入居者需要は圧倒的に間取り、設備に軸足を置いているのがわかる。これは、ほかの建設会社も同様の傾向値をつかんでいると思って間違いない。問題は「次に」何がくるかなのだ。専門家はここにすでにテーマを絞り込んでいる。「アパート経営を総合プロデュースする」というのが、某グループの根幹であり、ここが屋台骨・支柱になる。プロデューサーには、常に新しい発想が必要だ。専門家が述べているように、エコロジー面への配慮、セキュリティ対策は、次のステージの大きな柱になる。これは間違いない。もう一つがリフォーム・リニューアルのテーマだろう。新築・増改築を含め近年、にわかに木造住宅のよさを見直す機運が盛り上がっている。これは健康志向と環境に対する意識の高まりというよりも、待ったなしの深刻な状況に裏打ちされてのものだ。
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