ロンドン市場は世界で最大の外国為替市場

2011.08.04

ロンドン市場は世界で最大の外国為替市場です。ロンドン市場は全世界の総取引額の約三%を占め、第二位のニューヨーク市場は約一九%、東京市場は第三位で約八%となっています。ロンドン市場が世界一の外国為替市場になっている一つの理由は、アジアや中東の金融市場の遅い時間と重なっており、ヨーロッパの多くの金融センターと同時間帯にあり、かつニューヨークの早い時間と重なるという地理的な有利性があげられます。ロンドン外国為替市場を構成するのは、中央銀行(イングランド銀行)や銀行、ブローカーです。○四年の調査に参加した銀行と証券会社の数は、九三に上っています。○四年四月の調査によればロンドン市場の外国為替取引額は一日当たり直物・先物合計で七五三〇億ドルとなり、○一年に比べ四九%増加しています。ドル・ユーロ取引が全体の三三%と最も活発に取引された通貨です。九九年一月のユーロの導入による影響で、外国為替取引額は減少しました。しかしその影響はロンドン市場は相対的に小さく、むしろ大陸欧州市場の外国為替取引額が大きく減少しました。しかし、○四年はかなりの回復を見せています。金融機関の合併、統合が進んだことが外国為替取引に大きな影響を与えています。合併により取引が一部の大手金融機関に集中するといった影響が出ています。ロンドン市場では上位一六社の取引額が全体の七五%を占めています。さらに電子ブローキングシステムなどの電子プラットフォームの利用が拡大しています。ロンドン市場では、○一年にはディーラー間の直物取引の七六%が電子ブローキングを使用しています。