学習能力について

2011.08.03

学習能力というものは、やはり全体的な心身の発達とともに伸びていくものです。ある特定の能力だけを突出して伸ばそうとしても、必ずどこかで破綻がきます。最近では、小学生の子供に英会話を習わせることがはやっているようですが、これなども私は時間の無駄だと思っています。実際のところ、小学生に英語を教えたって、ほとんど効果があがらないのです。週に一回や二回、英会話教室に通う程度では効果がありません。その時間を遊びに回したほうがずっとよい「教育」となります。「会話は勉強ではない」という人もいます。でも、日常的には日本語を使いながら、そのうえで外国語も覚えようというのですから、これはやはり「学習」です。学習するには、それなりの学習能力が必要です。もちろん二年、三年も通えば、それなりにいくらかはしゃべれるようになるかもしれませんが、そんなものは中学生になってから始めた子が、一ヵ月もしないうちに覚えてしまう内容です。心身の発達を待ってから教えれば一ヵ月ですむものを、無理に早くから教えようとするから二年〜三年もかかる。これは、子供にとってとても残酷なことです。