経営として情報技術に何を期待するか

2011.08.13

経営から比較的認知されている変革課題と、同程度もしくはそれ以上に、情報技術の発展が経営戦略に与えるインパクトは大きくなってきている。ここで情報技術とは、情報システムそのものと情報部門の組織の両方を指し、単に、従来からあるコンピュータシステムや情報通信ネットワークのみでなく、これらとの融合が定着してきている電話に関する技術や、社会的に普及しつつあるインターネットの利用など、広い意味を含んで利用している。パソコンをはじめとする小型コンピュータの価格対処理性能は、日々向上しており、年を追うごとに、より使い易くかつ、より安くなってきている。数年前まで、大量の情報を基にした情報分析を行うためには、大型の汎用コンピュータや、場合によってはスーパーコンピュータを利用する必要があった。今では数百万件の情報を統計解析する場合ですら、少し性能のよいパソコンを用意すれば十分である。また、数年前まではなかった総合職の机上にもパソコンが行き渡り始めている、あるいは、保険会社の情報システムの特徴の一つである、大量の契約情報を一元的に管理納完するための、データ保管装置(ディスクなど)の、価格性能比の向上や、大型汎用コンピュータの小型化などによって、多くの保険会社のコンピュータセンターでは、多くの空きスペースが発生している。目に見える形でも、情報技術の進展していることを意識せざるを得ない状態が発生してきているのである。これら情樅技術の進展の中でも、今後、保険会社が特に注目すべきものは、ネットワークおよびネットワーク技術を応用した、パソコンなど小型汎用コンピュータの有効利用と、処理能力向土により、リーズナブルな価格での利用が可能になった、データウェアハウス、データマイニング技術、および、現状、日本では製造業中心に導入が進んでいる、いわゆるERPパッケージの利用促進である。

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