コインパーキングのこと

2011.06.20

駐車場のサービスは、ほんのわずかのことを付加するだけで、「あの駐車場はいい」という評判が立つ。それだけ、サービス不毛地帯ともいえるわけだが、専門家が指摘する二、三の例をさらにつけ加えておこう。土・日のデパート駐車場は二〇台、三〇台と並び、三〇〜四〇分待ちはめずらしくなく、場合によっては一時間以上待たされることもある。この時、係員が客の車に会釈するだけでは、何の足しにもならないというのだ。なぜ、もう一歩踏み込んだサービスが行えないのだろうか。これがパーク24の考え方だ。「列のこのあたりですと、待ち時間は三〇分くらいですと、明確に時間を教える。トイレに行きたくなる人もいるでしょう。ならば代わりに車をあずかるとか、小さなことですが、これだけで評価はがぜん変わってしまう。それでなければ、料金面でのサービスですね。駐車場ではありませんが、プリンスホテルさんは、一円単位の端数は取らない。九円以下はすべて切り捨てになる。支払いが一万一円として一万円札しかもっていない時、釣銭が九九九九円となりますね。しかし、プリンスホテルさんは、この一円をカットしてしまう。お客さまの立場に立った考え方です。口コミでこれが拡がれば、相当な値打ちの宣伝になります。費用対効果で考えるなら、絶大なPR戦術ですよ。ほんの少しのことなんですね」さらに専門家はいう。「今年の正月に、所用でサンフランシスコ空港に立ち寄った際、カルチャーショックを受けました。ある程度のことには慣れてはいるのですが、相当なショックを受けました。空港にある運搬用カードが、クレジットカード一枚で貸し出しができるのです。しかもわずか一ドルです。別の方法だと、クォーターコイン四枚か一ドル紙幣でなければ対応できません。一〇ドル紙幣を出して、九ドルのお釣りが出るといった、日本のような器用な国ではないのです」では、たまたま両方持ち合わせていない時はどうするのか。お国柄の習慣とでもいうのか、アメリカ人なら身分証明ともなるメジャーカードは必ずもっているのである。たいへんなサービスだ。そこで専門家は、帰国後、早速クレジット会社に問い合わせた。「上限価格はあるが、下限価格はない」ということだった。ほんの些細なことが、きわめて大事であることの事例をあげているが、実はこれがホスピタリティー精神であり、サービスの最高のものなのだ。究極、サービスをつきつめていくと、この精神に行きあたる。

コインパーキングの経営について
http://www.ypark.co.jp/
サンコー・コミュニティ株式会社の駐車場メンテナンスサービス
http://www.sanko-c.jp/